万が一の車のトラブルに備えてJAFへの入会を検討しているものの、JAFの年会費が気になっていませんか?
具体的な支払方法や、もしもの時に家族会員も使えるのか、さらに安くする方法はあるのかなど、費用に関する疑問は尽きないものです。
この記事では、JAFの年会費に関するあらゆる疑問を解消し、あなたが納得してサービスを選べるよう、分かりやすく解説していきます。
- JAFの基本的な年会費と料金体系
- 年会費を少しでも安くする方法
- 年会費の支払い方法と引き落としのタイミング
- 家族会員の料金と加入条件
JAFの年会費はいくら?料金体系を解説

- JAFの年会費は毎月いくらですか?
- JAFの年会費を安くする方法は?
- JAF年会費の支払い方法について
- 年会費の引き落とし月はいつ?
- JAFの更新はいくらかかる?
JAFの年会費は毎月いくらですか?
JAFの会費は月払い制度ではなく、1年分を一括で支払う年払い制度が基本です。そのため、「毎月いくら」という支払い方はできません。
具体的な金額は、会員の種類によって異なります。最も一般的な個人会員の場合、入会初年度にかかる費用は以下の通りです。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
入会金 | 2,000円 | 入会初年度のみ |
年会費 | 4,000円 | 毎年発生 |
初年度合計 | 6,000円 | 2年目以降は年会費の4,000円のみ |
このように、初年度は合計で6,000円が必要ですが、2年目以降は年会費の4,000円のみで会員資格を継続できます。
月額に換算すると?
年払いの費用を単純に12ヶ月で割ると、月々の負担額の目安が分かります。
- 初年度:6,000円 ÷ 12ヶ月 = 月額500円相当
- 2年目以降:4,000円 ÷ 12ヶ月 = 月額約333円相当
このように考えると、日々の缶コーヒー1本分ほどの負担で、24時間365日の安心が手に入ることが分かります。
JAFの年会費を安くする方法は?
JAFの年会費は、いくつかの方法を上手に活用することで安く抑えることが可能です。知っているだけでお得になる割引制度をいくつかご紹介します。
複数年一括払いで入会金を割引
新規入会時に、年会費を数年分まとめて支払う「複数年一括払い」を選択すると、入会金が割引されます。長く乗り続ける予定の方には非常におすすめの方法です。
支払い年数 | 合計金額(入会金+年会費) | 入会金割引額 |
---|---|---|
2年一括払い | 9,500円 | 500円割引 |
3年一括払い | 13,000円 | 1,000円割引 |
5年一括払い | 20,000円 | 2,000円割引(入会金実質無料) |
5年分を一括で支払うと、入会金の2,000円が全額割引となり、大変お得です。
自動振替登録で継続時の年会費を割引
新規入会と同時に会費の「自動振替」を登録すると、翌年度(初回継続時)の年会費が500円割引され、3,500円になります。支払い忘れも防げるため、便利な方法です。
注意点
この割引が適用されるのは、あくまで初回のご継続時のみです。2回目以降の継続時は、通常通り4,000円の年会費がかかります。
障がい者手帳による入会金免除
身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳(知的障がい者)をお持ちの方は、入会時に手帳を提示することで入会金の2,000円が無料になります。申し込み時に確認が必要となるため、詳しくはJAF総合案内サービスセンターへお問い合わせください。
提携クレジットカードでの支払いで特典
楽天カードやdカードなど、特定のクレジットカードでJAFの入会金・年会費を支払うと、ポイントが進呈されるキャンペーンが実施されている場合があります。入会前にお手持ちのカードのキャンペーン情報を確認するのも良いでしょう。
JAF年会費の支払い方法について
JAFの年会費は、利用者の状況に合わせてさまざまな支払い方法が用意されています。主な方法を以下にまとめました。
タイミング | 支払い方法 | 主な申込場所 |
---|---|---|
新規入会 | クレジットカード、d払い | JAF公式サイト |
口座振替 | JAF支部窓口、自動車販売店など | |
払込用紙 | 総合案内サービスセンターに資料請求 | |
継続 | 自動振替(クレジットカード/口座振替) | JAFマイページから登録 |
クレジットカード(都度) | JAFマイページ | |
払込用紙 | 郵送される案内状でコンビニ・郵便局・アプリ決済 | |
JAFでんき | 専用ページ(電気代から還元) |
d払いご利用時の注意
JAF公式サイトからの新規入会時にd払いを選択した場合、その決済は「都度決済」となります。次年度以降の継続支払いも自動的にd払いになるわけではないため、別途、継続手続きが必要になる点にご注意ください。
年会費の引き落とし月はいつ?
会費の引き落としタイミングは、登録している支払い方法によって異なります。
口座振替の場合
会員有効期限月の10日または18日に指定の金融機関口座から引き落とされます。振替日は金融機関によって異なり、指定することはできません。
クレジットカードの場合
JAFは会員有効期限月の月初に、登録されているクレジットカード会社へ請求を行います。しかし、実際にあなたの口座から引き落とされる日は、カード会社の規約に基づく振替日となります。例えば、月末締めの翌月27日払いといった形です。
「自分の引き落とし日はいつだろう?」と気になったら、クレジットカード会社の利用明細を確認するのが最も確実です。JAFからの請求がいつ上がっているかチェックしてみましょう。
JAFの更新はいくらかかる?
JAFの会員資格を更新(継続)する際にかかる費用は、原則として年会費の4,000円のみです。入会金は初年度に一度支払うだけなので、2年目以降の更新時には不要です。
ただし、前述の通り、新規入会時に自動振替を登録していた場合に限り、初回の更新時のみ年会費が3,500円(500円割引)になります。
複数年一括払いで入会した場合は、その有効期間が満了するタイミングで次の継続手続きが必要になります。例えば、3年一括で入会した場合、3年後の有効期限月に継続の案内が届く流れです。
JAFの年会費に関するよくある質問

- JAFは何回呼んでも無料ですか?
- お得な家族会員の制度とは
- JAF年会費で家族何人まで対象?
- 家族会員になれる対象の家族とは
- 家族会員の入会はバレる?
- JAFの年会費は安心への投資
JAFは何回呼んでも無料ですか?
はい、JAF会員であれば、サービスの対象範囲内である限り、基本的なロードサービスは年間で何回利用しても原則無料です。これがJAFの最大のメリットと言えるでしょう。
一方、JAFに加入していない非会員がロードサービスを利用すると、その都度高額な料金が発生します。一度利用するだけで、年会費の数年分に相当する費用がかかることも少なくありません。
トラブル内容(昼間・一般道) | JAF会員価格 | JAF非会員価格(目安) |
---|---|---|
バッテリー上がり(応急始動) | 無料 | 21,700円 |
キー閉じこみ(ドア開放) | 無料 | 25,630円(夜間) |
タイヤのパンク(スペア交換1本) | 無料 | 25,630円(夜間) |
故障車のけん引 | 20kmまで無料 | 27,770円~ |
無料の範囲を超えるケース
全てのサービスが無料というわけではなく、以下のような場合は別途料金が発生します。
- 燃料代、オイル代、部品代などの実費
- 20kmを超えるけん引作業の超過料金(1kmごと830円)
- クレーン作業など、特殊な機材や時間を要する作業
とはいえ、基本的なトラブル対応のほとんどが年会費だけでカバーされるのは、非常に心強い点です。
お得な家族会員の制度とは

家族会員とは、個人会員の家族が格安の年会費で、個人会員とほぼ同等のサービスを受けられる非常にお得な制度です。
家族会員の料金は以下の通りです。
- 入会金:無料
- 年会費:1名につき2,000円
個人会員の年会費が4,000円であるのに対し、家族会員はその半額で加入できます。家族の中に運転する方が複数いる場合は、それぞれが個人会員になるよりも、家族会員制度を利用する方が家計の負担を大きく減らせます。
家族会員のメリット
家族会員も個人会員と同様に自分自身の会員証が発行されます。そのため、会員本人が運転または同乗していれば、自分の車だけでなく、友人や会社の車、レンタカーでトラブルが起きてもロードサービスを利用できます。
JAF年会費で家族何人まで対象?
家族会員は、個人会員1名につき、最大で5名まで登録することが可能です。
つまり、個人会員本人と合わせると、最大で6名の家族がJAFのサービスを受けられる体制を整えることができます。例えば、父が個人会員になり、母、子2人の合計3名を家族会員として登録する、といった使い方ができます。
これだけの人数をカバーできるのは嬉しいですね。例えば、個人会員(6,000円)+家族会員2名(2,000円×2)で申し込んだ場合、初年度の合計費用は10,000円。3人それぞれが個人会員になるよりも8,000円もお得になります。
家族会員になれる対象の家族とは

家族会員に加入できるのは、個人会員と「同居」または「生計を同一にする」ご家族が対象です。
ここで言う「家族」とは、民法に定める親族(6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族)およびパートナーを指します。範囲が非常に広いのが特徴です。
「生計を同一にする」とは?
必ずしも同居している必要はありません。例えば、以下のようなケースも対象となります。
- 単身赴任中のお父さん
- 地方の大学に通うために一人暮らしをしているお子さん
生活費の仕送りがあるなど、経済的なつながりがあれば、別居していても「生計を同一にする」とみなされ、家族会員に入会できます。
家族会員の入会はバレる?

「個人会員である親に内緒で家族会員になれないか?」と考える方がいるかもしれませんが、結論から言うと内緒での入会は困難です。
その理由は、家族会員制度が個人会員に紐づくサービスだからです。入会の申し込みや管理は、すべて個人会員を通じて行われます。
- 同時入会の場合:個人会員本人が、自身の入会手続きフォーム内で「家族会員お申し込み」にチェックを入れて手続きします。
- 追加加入の場合:個人会員がJAFマイページや申込書を使って、家族会員の追加手続きを行います。
また、会費の支払いは個人会員の会費と合算して請求されますし、継続に関する案内も個人会員宛てに送付されます。このため、個人会員の同意なく手続きを進めることはできません。
必ず相談してから手続きを
家族会員への加入を希望する場合は、必ず個人会員の方(例えばお父様やお母様)に事前に相談し、同意を得てから手続きを進めてもらうようにしましょう。
JAFの年会費は安心への投資
この記事では、JAFの年会費に関するさまざまな情報をお届けしました。最後に、本記事の要点をリスト形式でまとめます。
- JAFの会費は月払いではなく年払い方式
- 個人会員の入会金は2,000円で初年度のみ発生
- 個人会員の年会費は4,000円
- 複数年一括払いで入会金が最大2,000円割引される
- 自動振替を登録すると初回継続時の年会費が500円割引
- 障がい者手帳をお持ちの方は申請により入会金が無料
- 支払い方法はクレジットカードや口座振替、払込用紙など多彩
- 口座振替の引き落とし日は有効期限月の10日または18日
- クレジットカードの引き落とし日はカード会社の規約に依存
- ほとんどの基本的なロードサービスは何度利用しても追加料金なし
- 部品代や燃料代、20kmを超えるけん引料金は別途必要
- 家族会員は年会費2,000円で入会金はかからない
- 個人会員1名につき家族会員は最大5名まで登録できる
- 家族会員の対象は同居または生計を同一にする親族やパートナー
- 万が一の車のトラブルに備える保険としてJAFへの入会はおすすめできる
JAFの年会費は、決して安い金額ではないかもしれません。しかし、一度でも路上でトラブルに見舞われた際の安心感や、非会員でロードサービスを呼んだ場合の高額な費用を考えれば、十分に価値のある「安心への投資」と言えるでしょう。この記事が、あなたのJAF入会への判断材料となれば幸いです。
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